Truth Diary

年賀状

 本日年賀状を郵便局から発送した。パソコンの普及のせいかパソコンで綺麗な年賀状をプリントして寄こしてくれる人が多い事は皆さん先刻ご承知だと思う。昔は会社や商店が印刷所に頼んで印刷したように、一般の人が大量に賀状を出すという行為は無かったと思う。余程の有名人か、それこそ選挙にでも出ようと下心のある人等に限られたと思う。パソコン会社の宣伝のせいかかどうか、一般の人も安易に年賀状がプリントでき宛名も印刷出来る便利さから、ついたくさんの人に送るようになった。それがはたして良い事かどうか疑問を持った。簡単便利なせいで、あまり親交が深くない人にも送る事となり、画一的にパソコンに任せて送ってよこしたのではないかと思われる賀状も散見され、戴いた方は返信しをしなくてはならないという負い目を負うことになる。これはあまりよろしくない。同じパソコンで作成した賀状でも、最近家族が増えたというような微笑ましいものは、まあ許容することにしよう。勝手な御託を並べたが、プリンターなどの大量印刷機能に頼らずに作成出来る枚数はどの程度かやってみた。前の干支の時に彫った版木を利用して版画を刷り、宛先を筆ペンで書き、差出人の部分は印舗に作成してもらったスタンプで押すなど手作り感を持たせた賀状にして60枚ほど作成し、相手の方を思い浮かべて一言書き添える。これがへそ曲がりな私の年賀状である。パソコン全盛で誰もが同じようなきれいなプリントの賀状をくれる時、下手な筆字で上手とは言えない版画の賀状を出すこれが私の意地っ張り以外の何物でもない。人と同じ事をするのが嫌いな依怙地な性格は当分治りそうもない。
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