Truth Diary

ほんらいの大和魂とは

 日本古典文学読書のサークルに属しており、現在は角川書店のビギナーズ・クラシック日本の古典「源氏物語」原文を輪番で音読し、講師から解説してもらっている。
 その中に源氏が息子の夕霧を大学に入学させる理由として、学問と大和魂が相互に補完する人間でなければ、国家の重臣は務まらないと 和魂漢才-日本精神の二重構造性が明確に分析されている。
 因みに、大和魂とは、実際的な活用能力のことで、好戦的な闘志のみを言うのは後世の歪曲であるという。
 中国文化は我が国の精神思想の中核に影響していたが、生まれつきの感受性や日常生活の中で自然にはぐくまれた精神能力は、日本固有の精神の発露とみなして、大和魂と呼んだ、外敵に挑む果敢な闘争心や可憐な花を愛でる風流心まで広く日本人の精神の営みをさすと編者は解説している。戦時下で流行った滅私奉公や特攻精神では決してないのだ。

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