Truth Diary

古典に親しむ

 我が国が世界に誇る平安女流文学の最高峰、源氏物語が最近テレビで放映され始めたせいか源氏物語が一躍脚光を浴びているようだ。私が参加している古典に親しむサークルでは枕草子を3年前からやってい最終段まではまだまだ遠く後3年ぐらいかかる見込み、家人が行っているカルチャー教室でも次回から源氏物語をやるらしいという。
 工業高校で履修科目に古典が無かった私にとってこれら古典文学は皆目わからず原文をすらすら読下すメンバーの文學姐さんらに、唯感心するばかり。講師は他の処でも同じようなサークルの講師を務めているそうだがメンバーは9割女性だそうで中に黒一点男性がいるそうで、変わり者呼ばわり、私もその変わり者なのだ。
 枕草子は約千年前に書かれた随筆、今で言えばエッセイ―、春は曙のように自然や景色など自分の感性でずばり言い切る才気、感性と漢学素養に裏打ちされた博識、中宮定子に仕えるなかでの見聞や体験をもとに華麗なサロンの様子をいきいきと描くなど簡潔な和文体で書かれた随筆で当世でいう秀逸なエッセイ―ではなかろうか。現代では向田邦子のエッセイ―が秀逸だとおもうが平安時代にすでに同じようなものが有ったのだ。
 駄文を綴ってブログを書く私だが、清少納言の簡潔で単刀直入な話し言葉のような文は、まさに現代のBLOGに通づるものがあり才女清少納言女子の才気あふれ鋭い感性の独壇場だ。こうしてブログで駄文を綴っている身としては驚愕だ。有為転変の人生模様を創作で描いた紫式部とは好対照な作品。

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