Truth Diary

カナダからの手紙

 昨日ジムに行ったら4四月にジムの理学療法士兼トレーナを辞めてカナダへ移住したYさんから近況報告を綴った絵葉書が届いていた。当地の生活にも慣れカナダ雁の子育てラッシュをとても可愛いとあった。彼女の実家は私と同じ町内会で仕事が休みの時愛犬の散歩で家の前を通り少し話した事があった。
 ジムで働く前カナダに留学、その時ハズバンドとなる人と出会い、彼が日本に来日後結婚して彼女の家に住んでいて昨年4月に仕事を辞めてカナダへ移住するはずだったがコロナで約1年遅れて移ることが出来たのだった。
 犬の散歩時、家の前で時々出遭った雉を覚えていて「今も居ますか」と日本を思い出し気にしている様子。
 話はわきにそれるが20年前家人とワシントンからカナダへ旅行した事があった、その時のガイドさんの話が興味深かった。
 旅行ガイドの仕事は夏だけで、冬季の半年間は全くなくなり失業保険を受給することになるが、そのためには厳寒期に畑に放置した凍みたブドウ摘み2回が必須で寒くて大変つらい仕事だそうだが収入のためやるしかないと嘆いていた。
 完璧に凍結したブドウ実から作られたアイスワインは希少品で熟成した豊潤な味わいから超高級品として販売されているがワインをよく知らない人には甘ったるさから物足りなさを感じ本当の良さを理解できないようだ。
 ツアーでは近くのワイナリーに立ち寄り無料でテイステングさせてもらったが購入者は少なかった古い話を思い出した。失業中の彼女は今冬、厳寒の中ブドウ畑に摘みに行くのだろうかなどと心配している。

絵葉書のとおりきれいなところだった。幸せを祈る

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