Truth Diary

400年前に中国で作られた世界地図に日本海の標記が

 6年前、ハローワークの嘱託職員を退職後、宮城県図書館の展示展示ボランティア始めた時、展示コーナーの目玉と言える物は、坤輿万国全図(コンヨバンコクゼンズ)という世界的にも貴重な、400年前の世界地図だった。イタリア人宣教師が400年前に、キリスト教布教の一環として中国で作成した漢訳地図だ。
 今、世界に現存するのはバチカン王国、京都大学、と宮城県図書館の3点のみ、国重要文化財だが、原本は資料室に大切に保管され、展示室ではレプリカを見せていた。
 ところが今回原本を展示するというので観に行ってきた。版木から刷った版本とそれを写し取った写本いずれも精緻で、人工衛星飛行機が無かった400年前にどうして地球全体の地図が描けたのだろうと不思議な気がする。
 江戸大阪など、日本の各地の地名も記載されており、イタリア人が中国で作らせた地図に「日本海」の標記があり、最近中国が日本海と言う名称に異論を唱えてきているが、400年前から世界では日本海と呼ばれていた証明にもなる地図だ。しかもその製作地は中国で、関わった人も中国人であるから何をかいわんやである。
(宮城県図書館HP、PDFから転載させていただきました)

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「参考までに」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事