Truth Diary

折込広告の表紙を見て

  新聞に挟んで配達された折込広告「SENDAI TURST CITY」の表紙絵を見ておやと思った。
 一昨年の夏、広瀬川の霊橋下でアユ釣り中、画家らしき人とTVクルーの取材を受けたが、その時スケッチしていた絵と同じ私の釣り姿をモデルにしたイラストだった。  東日本大震災の津浪の影響で仙台ではアユがさっぱり釣れなくなり、その後アユ釣りをしていないのでこれは貴重な絵だと感じた。還暦を迎えて釣竿、ベスト、玉網を赤で統一した釣り姿は紛れも無く私。そのF画伯が直後に森民酒造で開催した個展の時の作品である。青空に湧き上がる入道雲、そそり立つビルの谷間にまぶしい緑を映して流れる広瀬川、重厚な霊橋をバックに釣り人が点景で描かれている。
 一昨年の夏、広瀬川でアユ釣り中、画家と一緒に来たTVクルーの取材を受けたが、その時、下絵としてスケッチして いたものだ。早速、新聞販売店に残った広告はないかとお願いして3部頂いてきた。震災後も仙台市の中心部を流れる水や、川岸周辺の緑の美しさは以前のままだが魚類には大きなダメージだったようだ。
  今年も多分釣れないだろうが、夏近くなると習慣で、アユ釣り用具の準備はせっせと怠らないが、残念ながら震災前のように胸の高鳴りを感じない解禁日を迎えそうだ。

 TheTrust City Times 2012 SUMMERの表紙を飾ったイラスト illustration by TAKU FURUYAMA

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