サークル仲間の突然の訃報で

　サークル仲間で最高齢だった方の突然の訃報に驚いた。死因は胸部大動脈瘤乖離との事。元気な方で何処へでも徒歩で行く健脚、趣味の和菓子の手作りを皆にに配ってくださったり、養護施設に配ったりのボランテイア活動もされたり暖かい人柄で何時も元気いっぱいで明るく老いを知らない方だった。
　ご主人と二人暮らしでご主人には殿様に仕えるみたい何にもさせず全て彼女が面倒を見ていたようだから、急に残されたご主人はさぞ大変な事だろうと思う。
　この事態を私に置き換えて残された者が困らないよう是非伝えておくべき事項を考えてみた。最近はペーパーレスで　紙での発行を希望しない限り電気料金などネットで知るしかないのでサイトにアクセスできないと使用料が分からない、電話なども同じ。
　また買い物などで使ったクレジット会社からも利用明細はネットなので紙の発行でのチエックが必要だがその手続きもWEBでする必要がある。
　デジタルは全て私にお任せの家人にそうした手続きがやれるわけは無いので近くに住みデジタルが出来る娘に頼らざるを得ない。
　その為には最低限パソコンのアカウント、パスワードそして伝えるべきファイル等を残しておく必要がある。そう考えると癌の病のように、少し余裕のある死の方が引き継ぐ時間が持て好いように思うがこればかりは意のままにならないようだ。