陽射しが柔らかくなり涼やかな風が吹き渡りハゼ釣りの到来とばかり、松島湾の近く高城川にハゼ釣りに行った。
この場所松島町高城は家からあまり遠くなく土手から竿を出せて安全な処だ、汽水域で潮の干満で釣れる時間帯とそうでない時がある。
秋晴れの気持ち良い青空、吹く風も涼しく小気味よい釣り日和、その気持ち良さについ短パンTシャツ姿で出かけ気分よく釣り始めた。
あまり大きくないが食べごろのハゼが釣れ時折フグが掛る。フグは調理が難しく下手をすれば中毒で命をなくしかねないので放流した。だいぶん釣った頃だと川に沈めていた網を上げて数を確認しようとしたら一匹も居ないオカシイと思ってよく見ると網に大きな穴が開いていた大失態。出がけに魚を入れる網をとそこら辺にあった適当な網を持ってきたのが敗因だった。それからは釣ったものを即氷で冷やしたクラ―ボックスに入れた。とんだ徒労に終わったがハゼに恩を売り楽しんだだけヨシとした。「見学者です」と声をかけて来た人がいて、竿先を気にしながら暫し雑談。近くで墓石工事をしていて今は昼休み中だとか。
釣りに夢中になって分からなかったが凄い秋晴れで短パンから出た足は真っ赤になってヒリヒリ痛い軽い火傷状態だ。
釣り餌を使い果たしたので止めて家路に。潮風に吹かれてべっとりとした肌が気持ち悪いので帰って早速シャワーを浴び終わるとハゼを捌き天ぷらにしてビールと共に食す。カリっと揚げたハゼ天は美味かった。やはり節のものだこう旨いとまた行かなくてはと凝り性もない食バカ。