Truth Diary

鮎釣で犠牲者

 アユ釣り解禁日に気仙沼の河川で80歳の釣り人が増水した川に流され100メーターほど下流で水死体で発見されたと報道された。
 二十代後半に始めたアユ釣り、解禁日にはよほどの事が無い限りで出かけていたが、今年は膝が本調子まで回復していないので止む無く断念し年中行事、風物詩として必ず放映されるテレビで今年の様子を知りたいとローカルニュースに注目していた。しかし有ったのは気仙沼の事故の報道ばかりだった。
  他の釣りと違いアユ釣りは危険が多く強健な体力と、万全な装備でかからなければ川の流れに負けて流されかねない危険を伴う若者向けの釣りである。それにもかかわらず年配者が体力の衰えにもかかわらず続ける理由は、一度始めたら他の釣りでは味わえない醍醐味があるのだ。
 還暦を迎えた頃、釣り用ベスト、釣竿、玉網を赤で統一して川中に立った事がある、その時口の悪い釣友に、「目立つから川に流され土座衛門になった時発見してもらいやすくて良いね、大丈夫だ」と揶揄された事がある。
そんな事が現実となったのだ、川底は苔と言われるヌルが付いた石で滑りやすく浮石に乗ると転がりバランスを崩す、そこに腰辺りまで浸かった速い流れが加わりバランスをとるのが難しく転ばず流されないようにするには容易な事ではないのだ。しかしアユ釣りの魅力はこうした犠牲者が出てもおかしくない魅力を秘めている。

 

霊屋橋の下流での懐かしい写真

仙台広瀬川大橋下流で、掛ったアユを抜きあげようと竿を立て手元に空中輸送

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