新年度から教員免許の更新講習制度が実施されるようだ。
いろんな先生がおられるので、ある意味ではいいことだと思うが、はたしてそれだけでいいものだろうか。特に最近は、父兄が学校に無理な注文や、圧力をかけるような風潮が当たり前になってきているのではないだろうか。
特に新任の先生などは、社会経験がほとんど無く、教育現場に放たれ、海千山千、駆け引きに熟達した父兄の主張に対抗することは、よほどの先生でないと難しいと思う。
普通会社では、新人は見習い期間があり、先輩の指導をうけひとり立ちできるまで研修することが常識になっている。
先生方は、そうした庇護もほとんど無く、教壇で生徒と接し、また、父兄との応対も自分でやらなければならない。優秀な、教育熱心な若い先生達が、教育以外の、父兄対応がもとでのストレスで職場を休んだり、教育現場を去る事態を憂うものである。
免許の更新に至るまで、にこうした現状に晒されている先生方をどうどう救済するのか、教育委員会や、文部科学省まかせでなく、市民が考えてゆかねばならないと思う。
自分の子供がかわいいばかりに、自分勝手な理論を展開する、いわゆるモンスターペアレンツに振り回されないバックアップ体制を望むとともに、本当に自分の子供の将来が心配ならば、子供や先生の意見を、大人として聞く寛容さが大事だと思うが。