今回は孔子の論語を始めたがまつ正面から取り組むのは難しすぎるので江戸時代に市井で論語を風刺した川柳を味わい、庶民感情とユーモアを味わい論語の学而、為政など各章を素読してその解説を学んだ。
子いわく学んで時にこれを習う、また喜ばしからずや。朋有り遠方より来る、亦楽しからずや。人知らずしていからず、また君子ならずんや。
(江戸川柳) 藪医者の友は遠方より来る
子いわく巧言令色すくなし仁
(江戸川柳) 剛毅朴訥 仁に近し
前段略 過てば即ち改むるにはばかることなかれ
(江戸川柳) 過ってはばからず来るふてえやつ
祭ること在すが如くす。〜中略 〜 吾れ祭りに与からざれば、祭らざるが如し
(江戸川) ぬけた夜着いますが如くふくらませ
社会風刺の川柳はこの辺にして、顔淵 前略 君子は敬して失うなく、人とまじわるに恭しくして礼あらば、四海の内、皆な兄弟也。君子何ぞ兄弟無きを愁いんや。その意味は「君子たるものが慎み深く過失を犯さず他人と丁重に礼儀正しく交わったならば、世界中の人が皆兄弟となる」だが
中国の習近平国家主席はこれを知ってか知らずか新彊ウイグル自治区のウイグル族の迫害、香港での民主化運動阻止の暴挙等また、東アジアでの「一帯一路」のスローガン等隣国をすべて中国のモノにしようとしているようだ。
共産党独裁国家の恐ろしさの裏の君子ぶつたすまし顔(クマのプーさんとも言われて)トレードマークだけですばらしい自国偉人の勉強をしていないのが分かる。
分かってやっているのなら曲学阿世の徒と言われても仕方ない。もし自分が君子だと思っているのなら、自国の先人の論語を勉強すべきだ。
もしかして論語を読んだ事が無いのかもしれない。我が日本の政治家は中国の目に余る覇権主義に対して自国の偉大な思想家孔子の論語をひいて交渉する教養としたたかな交渉力が欲しい。