Truth Diary

放大ゼミ 研究論文発表を傍聴

 昨年度放送大学修士課程を修了し、今年度新たに学部生として再入学された方の修士論文発表で他の学生の意見を求めたいい言うのゼミだった。今回学部生としての卒業研究論文にまとめる予定でその指導教員が私も研究論文でご指導いただいた「秋永ゼミ」の秋永教授という訳。
 論文のタイトルはあまりに長いので省略して簡単に「キャリアコンサルタントの能力向上の研究」としておく。
 発表者はキャリアコンサルタントの国家資格を取得後、厚労省の外部団体産業雇用安定センターで職業紹介業務に従事された後、放送大学に学び上記の経歴の方である。
 およばずながら私も仙台公共職業安定所で相談員として7年間勤務した経緯があるのでどんな研究か興味を持って聴講に向かった。
 論文の内容はキャリアコンサルタント10名に対して実施したインタビュー調査をまとめたものだが、修士論文のスタイル・権威を意識し過ぎたせいか平易な事を権威を持たせるような文言で語り難解になっており、さらに高度な集計分析手法がテーマに対して適当でなく、考察が未消化に終わったように見受けられた。膨大なページ数の論文にはそのご苦労の程がしのばれ感心したが研究テーマの設定のところに無理があったように見受けられた。こうしたテーマは研究の対象には不向きだと感じたがその労苦は絶賛しなければならない。

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