Truth Diary

久々の月浦港

 年末年始からの仕事も一段落したので、震災以降行っていなかった海が見たくなり、急に思いついて気分転換に石巻の浜に行ってみた。
 以前アイナメ釣りで良く行っていた月浦港に10年ぶり来て感じた。今の頃だと牡蠣むきが盛んで作業所は人で溢れたいそう賑やかだった。牡蠣むき場からの排水口にいろんな魚が集まってきており絶好の釣り場だった処。
 大震災の津波で集落は跡形もななくなり、高台の家3軒だけが残る。コンクリートで嵩上げされた真新しい船着き場があるだけ、海を覗いてみても魚の姿は全然見えない。
 石巻の釣具店の主人が言っていたとおり、牡蠣むき場や人家が無くなり生活感が失われた、それに伴って魚も人が居ない処には寄り付かないようだ。真っ青に澄んだ青空のもと、海面は波一つなく静かで陽に輝きのどかだ。
 申し訳程度竿を出して様子を見て、肌を刺すような潮風に清々しさを感じながら、持参した昼飯を食べて満ち足りた気分。
 ここ月浦は支倉常長がサンファンバウテスタ号でローマ出帆した由緒ある処、顕彰碑のある展望台の支倉常長像を観て写真を撮り暇乞いした。この浜に賑わいが戻るのは何時頃になるのだろうか。


  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「つれづれなるままに」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事