症状
発作。 筋肉の震え、攣縮。 運動失調、こわばった歩様。 虚弱。 パンティング。 顔をこすりつける。 嘔吐。 食欲不振。
発熱。 原発性副甲状腺機能低下症の動物では後嚢白内障。
原因
病的でない低カルシウム血症
検査の失宜:13%に達する。真の低カルシウム血症と診断するためには、血清カルシウム濃度の測定を繰り返すことが望ましい。特に、測定値が著しく低いにも関わらず臨床症状がみられない場合には再測定します。
低アルブミン血症:最も多い原因。症例の50%を超える。蛋白結合型のカルシウムは減少するが、イオン化カルシウムは変動しない。臨床症状を伴わない。
アルカローシス:蛋白結合型のカルシウムがイオン化カルシウムに変化し、カルシウム測定値は低下する。臨床症状を伴わない。
病的な低カルシウム血症
原発性副甲状腺機能低下症。 甲状腺摘出時の副甲状腺障害による二次的な副甲状腺機能低下症。 腎不全:急性または慢性。 エチレングリコール中毒。 急性膵炎。テタニー:子癇。
リンを含む浣腸液。 栄養性二次性副甲状腺機能亢進症。 低マグネシウム血症。 腸管での吸収不良。
クエン酸中毒:頻回の輸血、またはクエン酸と血液の比率が不適切。
産褥テタニー(子癇):通常、授乳開始から21日以内の小型犬の雌でみられる。