多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

メルボルン旅行記 その9

2009-05-13 20:37:13 | メルボルン旅行記
オーストラリアのビックトップ(正確にはビックトップじゃないけど)を
拝んだし,まだまだ時間はあるしってことで,まずは腹ごしらえです.
なんせ機内食を朝の4時ぐらいに食べてからな~んも食べてないので
お腹もぺこぺこです.
そして海外で朝ごはんっていえば・・・
やっぱり朝からステーキでしょ~(笑)
だってね,日本じゃ朝から焼肉とかステーキ食べられるお店がないじゃないですか.
でも海外では朝からでも食べられるって聞いていたんで,これは絶対に
食べなっ!て思ってたんですよ.
ということで肉食えるところを探すっ!
するといきなりドックランズで発見!!

店名が神戸ですよ!
これはもう肉に決まってますよね~
いきなり発見!!
と思ってお店に行くと,開いているけど誰もいない・・・
しかも値段が・・・
そして,値段のところに『2名から』とか書かれている・・・
ガーーーーン
却下です.
(ちなみにメニューに『和牛』ってローマ字でかかれてるのがあった)
そして,今でこそ,なんともなくなってますけど,当時はまだ初日.
正直に書きます.
心の中には不安の方がめちゃくちゃ大きくて,店に入るのにも実は恐怖心
みたいなのがありました.
なんせ,私英語はほとんどできません.
聞けない,喋られないというまさに,ないないコンビ.
そんな状態でいきなり店に入るってのはけっこう勇気がいりました.
いっそ,どっかでパンでも買って~
みたいなのもちょっと頭をよぎりました.
でも,それじゃあせっかく一人で来たのに,なんの練習にもならんし
経験にもならんし,ダメだって心を無理矢理奮い立たせました.
あっそうそう・・・
めっちゃ話が飛ぶんですけど,さっきの写真見て神戸以外になんか気になりませんか?
・・・・
そうですっ!鳥です.
こういう鳥は日本では見たことがなくて,すんごい興味が惹かれて追いかけて
しまいました.
すると・・・
逃げるどころか,私の前のまるでモデルのように歩くっ!

後々も驚くんですが,オーストラリアの鳥って人間を怖がってません.
神戸港の鳥とか,私が近付いたら逃げますからね.
メルボルンの鳥はどこで出会っても堂々と私の前を歩きます.
だから,ひとつ確信しました.
きっとオーストラリアには焼き鳥って料理はないのだと.
この鳥は鳴き声もかわいかったですよ~
この時の不安をこの鳥を追いかけてるうちにちょっとマシにさせてもらった
様な気もします.
メルボルンではこの鳥はどこでも見かけます.
日本にもいるのかな?
ちょっと名前とかは分かりませんが,メルボルンで最初に気になった動物でした.

では,話を戻します.
最初のお店はこういうことで却下されまして,またお店を探します.
探すといっても,ドックランズ,店はたくさんございます.
ようは,メニューを見て朝からステーキが食べられそうなお店です.
でも実はなかなかありません.
魚のお店とかありますが,今は肉なのです.
そしてついに見つけましたっ!!
その名は『BERH』
なんて読むのだろうか・・・
店の写真とっとけばよかったんだけど,とってないんですよね~
海に面した,ガラス張りの綺麗なお店です.
カフェって感じですかね.
お客さんは一組だけでした.
ここも入る前にかなり身構えました.
入った時,まずなんて言えばいいんだろうか・・・
入るとなんて声をかけられるのだろうか・・・
全然理解できなかったらどうしよう・・・
お金ちゃんと払えるだろうか・・・
ぼったくられたらどうしよう・・・
単純に,言葉が通じない店に入る恐怖・・・
もういろいろありました.
だけど,これが最初の一歩だと,おもいきって入店っ!!
・・・・・
入るとすぐに店員さんに向かい合う.
ブロンドの髪をポニーテールにまとめた,すごい綺麗な方だ.
たとえるなら・・・
顔立ちはビバリーヒルズ高校白書のケリーっぽかった.
初めて海外の地で話す人なんですんごい覚えてる(笑)
あっ,ドラリオンのゲリーじゃないですよ.
ハロ~かハ~イって言われたんですが,
一瞬硬直する私・・・
いろいろ店の前で考えてたんだけど,言葉が出てこない・・・
向こうは笑顔でこっちの発言を待ってる・・・
えっとえっと・・・・
そしてついに発した言葉は英語で
「私は好きな席に座れるのか?」
えっとですね,ちなみに綺麗な英語じゃなくて,
I can get anyplace・・・なんちゃら~
ってもうめちゃくちゃだったと思います.
もう恥ずかしすぎて記憶から消えました.
とりあえず,言ったら
「Sure」
とか言われて,「一人?」とか聞かれて「Yes」と答えて
ホンマに勝手に好きなところに座った.
正確には窓際がいいなぁ~と思ってそこまでは行ったけど,
そこからは選ばずとにかく早く座って話を進めようと即座りました.
そして座った瞬間,
「Tea or coffe?」
とか聞かれる.
えっ?飲み物って座った瞬間にいきなり聞かれるの?
サービス?飲まないで水だけってないの?
もうすんげぇ頭がこんがらがりつつも,コーヒーと,それはもう
見事なまでの日本語で答える.
すると,ロングブラック,ショートブラック・・・とか聞かれる.
ロング?ショート?
唯一分かったカプチーノを注文する.
もちろんサービスではなく,お金とられます.
そしてやっぱりお水は出てこない.
メニューを見るとミネラルウォーターはしっかりお金がとられます.
4$ぐらいだったと思います.
だから怖くて水って言えない.
なんせテーブルウォーターなんて単語は帰ってきてから知りましたから.
そして注文.
これはメニューがあるから簡単.
事前に店の前で決めてたし,下の方にある,ステーキ&エッグス
を1つとパンを1つ注文っ!
パンも3種類ぐらいあったけど,適当に(オイッ)注文.
よっしゃーーー注文まで出来たぞ~!!
そして待つ・・・・
さっき写真とった鳥がけっこう飛んでます.
でもこの時,英語あかんな~とか本気で落ち込んでました
するとカプチーノがまず来ます.
「サンキュー」と言う.
でもメルボルンでは「サンクス」ってのが一般らしい.
あんま聞き取れないんですけど,店員どおしでむこうの方で
そんな感じの話をしているのがなんとなく分かる.
ということで,実はこの時点ではそんなにオージーのイメージはよく
ありませんでした.旅行記の中を今までみてるとオージーいいっ!
て書いてますが,これはあくまで旅行を終えての話.
時系列でいうと,この時は悪く,ドラリオンでよくなるんですけど,
この日の夜に最悪になります.
んで,2日目あたりからどんどんよくなります.
でもこの時は,
「こっちは旅行者で初めてなんだよ,そんなとこで笑わなくたって
いいじゃないか・・・」
とか思ってました.
まあきっとちゃんと聞き取れてないし,この後のオージーとの接触からも
思いますが,きっと会話内容はそういうことじゃないんだろうなって
今なら思います.

そしてついに料理が届きました~

ステーキや~
オージービーフや~
しかもポテトもついてる~
一瞬でテンションが変わる(笑)
味はですね,旨かったですよ~
ステーキは日本のステーキが好きな人だとおいしくないかな・・・
いわゆる,赤身です.
柔らかさとかかけらもありません.
『肉』って感じです.でも私はこれぐらいのが好きだったりします.
パンもおいしいし,
まあこの店旨いですよ~って勧めたりできる旨さではありませんが,
私は満足っ!!
そして量も満足.
というのも見えないですが,卵焼きの下にパンが実はあります(笑)
そうです,パン注文する必要ないんです.
これで,ワンオーダーってのを原則にしようって学びました.
食べ終わったら,お店の人を呼んで「Bill please」
アメリカと違ってチェックじゃないんです.これぐらいは勉強してた.
「Sure」と言って伝票を持ってきてくれるので,席でお金を渡します.
すると,おつりを持ってきてくれます.これで終了~
そしてオーストラリアに来て,初めて小銭を手にしました~
ちなみに値段はっていうと,
カプチーノ:3$
トースト:6$
ステーキ&エッグス:18$
合計27$でした.
日本円にすると2000円弱かな.
ちょい日本より高いかもしれませんが,ステーキ食えたから満足~
そもそも物価は高いって聞いてたしね.
旅行だしこれぐらいアリアリ~

店を出るときは,店員さんがみんな笑顔で
「サンキュー」って言ってくれました.

これで海外での初の食事終了~
いや~ホンマ,緊張しましたわ~
でも『BERH』この名前はきっと忘れない.
・・・・なんて読むかしらないけど(笑)







コメント
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