多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

中国雑技団の孙力力 先生は生ける伝説だった!

2017-10-13 20:22:18 | 杂技の雑記

中国雑技団の副団長(だったと思う)にして、様々な演目を作り上げておられる孙力力 先生
このスクリーンショットは金菊奨の全体リハーサルで中国雑技団の《九级浪》の演技が終わった瞬間です。
涙を流しながら拍手をしてた姿が印象的でした。
そんな孙力力先生はこれまでにいくつもの演目を作り上げてきてるんですが、
ただそんな孙力力先生ご自身がどんな演技をかつてされてたかってことは
実は私は全く知りませんでした。今回、それが記事になってて、初めてその写真を見ることができました。
それがこちら


演目は《蝶恋花》と言うんですが、まさに蝶(皿)が花に恋をしているような雰囲気ですね。
そして、なにより、このハンドスタンド!
孙力力先生はまず自分がシングルハンドスタンドをして、片手では皿回し
そしてその片足の上で別の芸人がさらにシングルハンドバランスです!!
なんと片手で人1人を支えながら、バランスを取っている。皿を回しながら。
なんという演技!!!
しかもびっくりしたことに、この時すでに45歳、この演目で国内大会で金賞を受賞するのですが
雑技の歴史でも45歳という年齢で金賞を受賞するのはとても稀なことのようです。
46歳で舞台を引退し指導者としての道を歩まれるので、この演技はまさに8歳で舞台に立ってからの
集大成とも言うべき大演技だったと思います。
まさに生ける伝説だったんですね。


ちなみにこちらは指導者になられた後の孙力力先生。
朝の6時から夜の9時まで毎日子供達と一緒に生活をして、そして演技を教える。
子供たちからは孙妈(孙ママ)と呼ぶのも自然のことですね。

孙力力先生がこれからさらに作り上げていく雑技の世界にさらに期待してしまいます。
コメント
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