田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

浪曲こまり歌 (ある癌患者の詩)

2012-09-23 14:04:50 | 創作
浪曲こまり歌 (ある癌患者の詩)


逃げぬ女房にゃ 感謝はするが
お乳腫れてる この胸いたむ
ホルモン治療は にがてな俺だが
がんの患者の 浪花節
ひとつ聞かそか いちころり


(セリフ)そりゃ 癌になってしまったこの俺を
夫にもつお前はふびんな奴さ
泣くんじゃねえ 泣くんじゃねえよ
あんな薄情な病院を頼ってくれるな
おいらも泣けるじゃねえか ささいい娘(こ)だ我慢しな


サラリーマンのおいらが賭けた
たった一度の恋だった
癌の治療で苦労をかけるが
詫びる心の 浪花節
ふたつ聞かそか ふたころり


どこも似ていぬ がん細胞
だれが止めるか 増殖細胞
半端医療よ 気休め云うなよ
おれは聞かずに 浪花節
みっつ聞かそか 癌治療


そうは言っても癌の治療を諦めてしまった訳ではありません。糖鎖アラビノキシンを治療補助として癌治療を続け奇跡の生還をはたす固い決意に満たされています。闘病生活を続けながらも人生を謳歌することだけは忘れないようにしたい。たとえ余命数年以内と宣告を受けてしまっていても。


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