今、人間に求められているものは何でしょうか。
多くの人は、生きている中で培ってきた生きる癖みたいなものがあります。
その癖は、今までの人生経験を元に作られているため時には、我になり、時には善になります。
しかし、その癖が絶対的なものでないと気づくとその癖は、どうでもよいものになります。
朝、目が覚めて食事をして、会社に行き、仕事をして、夕方帰って、食事をして寝る。
それの繰り返し。
それが当たり前。
それが自分の人生。
そう思って生きています。
本当にそうでしょうか?
今の生き方で本当に幸せですか?
心の底から幸せならそれでよいのですが、私がお会いさせて頂く方々や町で見かける方々は、
決してそうは思っておられないように思います。
それは、本当の幸せとは何かが解らないからです。
自分を守るために必死になったり
自分の考えを押し通すために人を蹴落としたり。
自分が偉くなるために人を自分より下に扱ったり。
自分は偉いから会社の経費は、いくら使っても良いのだと思ったり。
本当にその考え方、生き方は、みんなを幸せにするものでしょうか。
そして、あなた自身を未来永劫幸せにするものでしょうか。
人間は、目先の幸せに囚われがちです。
今が苦しいから今の苦しみから脱しようと頑張ります。
そのために一時的な幸せを永遠と思うのと同じです。
その先にはまた、不安がまっています。
タバコがそうですよね。
このタバコを吸ったら気分が落ち着き、頭も冴えると思って吸いますよね。
確かにその瞬間は、ホッとしますが、数時間後、またタバコが吸いたいという衝動に駆られます。
また、タバコが無くなるという不安も抱えます。
更にお金が無くなるし、体も悪くするというデメリットまで生じています。
それが本当に幸せなのか。
そう、タバコを吸わなければ、すべての不安から解放されます。
不安を取り除く事によって、安心が手に入ります。
でも、本当に必要な出来事であるならば、その苦しみも必要と思い、甘んじて受ける事によって
未来にもっと大きな光が差してくることがあります。
自分を守ろうとするのは、人間の本質的に持っている癖です。
自分を本当に守ろうとするなら目の前に起こる出来事にすべてを集中するのではなくて、
今、学ぶことが将来に繋がるのだと知る事です。
もっと視野を広げることです。
そのためには、思考と心の癖を変えなければなりません。
つづく
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