てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

第2回 風 空 音と言葉と映像と チャリティライブ

2008年12月26日 20時31分31秒 | 音楽
12月24日 午後9時から、日本聖公会 宮崎聖三一教会で、第二回の「音と言葉と映像と チャリティライブ」を行いました。

イブだったので、7時からはキャンドルサービスのミサ。で聖歌を10曲ほど演奏。あ、その前に午後2時半に、市内の病院のクリスマス会に急遽呼ばれて演奏を。

ヘロヘロになりつつミサで弾き、さすがに9時まで集中力は持つか心配でした。

しかも、セッティングの時間が30分ぐらいしかないのと、映像が入るのでそのセッティングもとても不安でした。

が「今日は2度ない」という気持ちだったのと、これが最後かも知れないという気持ちがどこかにあったので、全力で集中。

昼間、時間を見つけて教会のピアノで練習したけれど、気が散って間違えてばかりで、これで本当にお金をとっていいのだろうかと。

が、本番はとても集中できた。
映像ライブの部分はピアノのソロでドビュッシーなど3曲演奏。
ピアノ曲はDPでは繊細な音が出ないので。
心を込めて、気持ちを込めて弾くことができた。
映像ライブでは、映像を楽譜がわりにしているので、私も映像を見ながら弾いています。


今回の「初」は、教会でライブということと、有料ということ(入場料500円で、全額動物愛護団体と児童福祉施設へ寄付)。
どちらも教会委員会の会議を経て許可を得てのことだったので、告知の時間が限りなく少なかった。

今回の目的の一つには、教会を一般に開放するということも。
「誰でも教会に来れるし、こうやって使ってください」というような。

そして、なぜか教会の人たちの前で弾くとうまく弾けない自分を乗り越えるため。

今回も「とても素敵なクリスマスになりました」とライブ終了後にわざわざ話しかけて下さった方や、映像の途中、やさしい気持ちというテーマでメッセージを流しながら動物管理所の映像を映していたら、鼻をすする音が聞こえていた。動物たちの、正直で素直な本能そのままの表情には、下手なメッセージはいらない。事実、映像の始まりと終わりにしかメッセージをつけず、本編は見る人自身でメッセージを感じられると。

管理所の撮影は辛かった。
片やペットであり家族といい、片や「もういらない」と施設に投げ込む。
どちらも人間の行いだ。
私には答えが出せなかった。たぶん見る人たちにも答えは出せなかったと思う。

ただ、この時期、職をなくしたり住む家を失う人たちが街にいる。心が荒む。人より自分。まずは自分。そんな時に、やさしい気持ちを忘れないでほしいという願いが私にはあった。
私の器がまだまだ小さいのと未熟なもので、人という大きなテーマでは作れなかった。

でも、子犬や子猫に声かけるとき、人はどうしてあんなにかわいくやさしい声になるのだろうか。その時に気持ちを、思い出してほしかった。
最後に、その気持ちを隣人にも抱いてくださいとしめた。

動物虐待の刃は、いずれ人に向けられる。そんなことも感じてほしかった。

全力で演奏しました。
失敗もありました。
でも、後悔はありません。
人手が足りません。セッティングをしながら「ここで指を挟んだり、怪我をしたらどうしよう」という不安がいつもありました。
少しずつ、力を貸してくれる人を探そうと思います。

チャリティライブに来て下さったみなさん。ありがとうございました。
新聞に告知を出して下さった記者、部長、ありがとうございました。
そして、かわいい犬やたくさんの写真を提供してくださったお菊さん、ありがとうございました。

 来年もがんばります。
 ライブの写真は・・・人手がなくて撮れませんでした。

初めてのストリートライブ

2008年12月26日 19時51分10秒 | 音楽
ライブ、コンサート。
学生の頃はコンクールなどでソロや伴奏はしたけれど、一人っきりのコンサート、ましてやライブは初めてだった。しかもこの年で!

機材はYAMAHAのDP(デジタルピアノ)と、KORGのDP。
スピーカーはJBLを2本。
PAは3日間とも違うセッティングを試し、結局JBL2本がベスト。

3日間とも雨が降らずラッキーでした。
曲目は、オープニングとエンディングをKORGのパイプオルガンの音色を使ってオリジナルの曲。
次にバッハのカンタータ147番を、パイプオルガン用の楽譜とチェンバロ用の楽譜と、ジャズにアレンジした3通りで。

次にクリスマスメドレー3曲、ジョージアやグリーンスリーブスなどの外国の民謡を。
他、聖歌やキラキラ星のジャズアレンジなど、全部で40分ほど演奏しました。

クリスマスということもあって、ちょっとしっとりとした曲想や荘厳な曲が多かったかな。

そもそも、キーボードだけのライブというのは少なくとも宮崎では初めてで、なかなか見せ場や華やかさがない。
ので、2台を同時に弾く(一台はめくら弾き)というパフォーマンスはしたけれど。
やはり、ボーカルがいたり動く楽器があると見栄えがするけれど、キーボードは一般的に伴奏楽器というイメージが強いのですが。
それを承知であえてキーボードライブです。

前に、大正浪漫ではピアノに敬意を持って丁寧に弾くというおとを課題にした。
今回は、ストリート=通りすがる人に聴かせる演奏ということで、未知の世界だった。

折りしも師走のせわしない時期で、時間も5時、7時と先を急ぐ人ばかりの時間帯。もちろん「聴いてもらおう」という気持ちはあったけれど、まずは雑音や気が散るような環境でも、演奏に集中できる自分づくりに徹しました。

そして、ライブそのものの勉強ということ。

ガムテープ、工具一式、寒さと風対策、セッティングと撤収の手順という物理的なことを学びました。

3日間を通して、寒いとなかなか人は足を止めてくれませんでしたが、じっと目を閉じたまま最後まで聴いていたおじいさんや、今年、ご主人と犬を亡くして、今年のクリスマスはどうやって、どこで過ごそうか、もうこれから何もいいことなんかないと思っていたけれど、通りすがりの音楽で希望が持てたとか、最初から最後まで私の真正面でずっと聴いてくれ、一曲ごとに拍手をし、最後にはあったかい缶ジュースをくれた青年や、25日が誕生日だけれど、とても素敵なプレゼントをもらったような気がするなど、わざわざ私に話しかけてくれたのが、何より嬉しかった。

また、私を採用してくれたボンベルタの社員の方たちにも喜んで頂けて嬉しかった。

私の演奏で、誰かの心の鍵が外れたり、忘れていた事を思い出したり、こわばっていた心が解けたり、こういう演奏をこれからも頭と心に置いて続けようと、私の中でも目標ができました。

非常に意義のある、重労働な3日間のストリートライブでした。
20分を過ぎるころから寒さで指がだんだん動かなくなり、ダウンジャケットで体は動きにくいし、最後には足が震えてきました。
次回は、少し温かくなってからします。

聴いてくださった皆さん、ありがとうございました!
応援もありがとうございました!

 これからもがんばります。





2008年 愛の清算

2008年12月26日 19時34分14秒 | 思い出
今年も愛が実りませんでした。

出会いがない訳ではなありませんでした。

こんな性格ですから、仕事とはきちんとけじめをつけて積極的に出ています。

その結果、一人の男性と知り合い結婚を前提にお付き合いをしました。

一度失敗しているので、なるべく多くの場面でその人を見ようと、いろいろな場所へ出かけました。

ある日、これはダメだという決定的なことがありました。

それは私が最も嫌うことでした。

人を見下す、或いは人前で女性を怒鳴る。彼が去った後で私はその人に頭を下げました。下げるのは難しいことではありませんが、そういう男性というより、人間が嫌いでした。

なので実りませんでした。

もう一人は・・え!
もう一人は、何でも私のために 私のために というのが重荷になって実りませんでした。

もう一人は・・・えええええええええ!
結婚していて、対象外でした。何か、食事の間の箸休めみたいで。

 というわけで、今年も愛は不毛でした。


ライブが終って、ようやく気持ちにゆとりが出て、今年一年を振り返りはじめたところです。