会社の同僚が貸してくれた漫画です。
最近までテレビドラマで放送もしていたようです。
発達障がいの事が、分かりやすく教科書みたいに書いてあるからお勧めとのことです。
勉強のつもりで読み始めました。
ストーリーは ADHD(注意欠陥・多動性障がい)の研修医がASD(自閉スペクトラム)の児童精神科医の下で研修を受けることになります。
自殺、引きこもり、虐待、不登校、いじめ、摂食障がい、性教育など、様々なケースに関わり解決の糸口を探します。
“解決”という言葉を使いましたが、発達障がいは病気ではなく障がいなので基本的には治りません。
治りませんが、自分の特徴を理解したり、理解してもらい社会生活をスムーズに過ごせるように成長はできます。
『良いも悪いもある…だから僕は発達障害を凸凹と呼んでいるのです。あなたの凸凹にぴったりハマる生き方が必ずあるはずです』
『すべての子どもが幸福に育つ環境はおそらく存在しない。だけど子ども時代の幸福な記憶は一生の宝物になる。子ども達がそんな日々を過ごせるように切に願い手を差し伸べる。それは全人生をかけるだけの価値がある仕事だ』
この本は発達障がい者の気持ちはもちろんリアルに書かれていますが、同様に親や療育者の気持ちも詳細に生々しく描かれています。
誰もが凸凹があるように、どの親も子育てで悩むことはあると思います。
私は自分の凸凹は理解しているつもりですが、子どもたちのことは私や世の中の価値観に合わせるような声掛けなど働きかけをしている事があります。
子どもたちが凸凹はあるけれど自分にぴったりと当てはまる人生が送れるように見守りたいと思いました。
発達障がいの勉強として読み始めましたが、人として学ぶことが多い漫画です。
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