私には娘が2人、息子が1人います。
次女が1歳になるくらいまで、そこそこ大きな病院に勤めていました。
長女は里帰り出産で、妻の実家の近くの病院で生まれました。
次女は長女がいるので、今住んでいる所で生まれました。
次女が生まれてから2週間、私は育児休暇を取りました。
3歳の長女の保育園の送迎、料理、掃除に洗濯、母乳をあげる以外は全てやりました。
もう8年も前の記憶なので、良いように書き換わっていると思いますが。
妻の体調も落ち着き、次女が昼寝している間に
映画『八日目の蝉』を見たのを忘れられません。
映画と自分の心のタイミングが合い、涙が止まりませんでした。
生みの親と育ての親の話です。
2週間経ち、家事もこ慣れてきた頃、
長女が「これ食べたくない」
と私が作った親子丼を食べたくないと言いました。
理由を聞くと「お母さんの作ったのが食べたい」
3歳の頃の長女も凄く頑張っていたんだ、母親が次女に付きっきりになり我慢していたと気付きました。
まさに家族全員での育児です。
私にとって育児休暇は学びが多い、素晴らしい経験でした。
ちなみに息子も今住んでいる所で生まれましたが、
育児休暇は取っていません。
理由は零細企業に転職をしていたので、
取れる環境ではありませんでした。
つまり、男性の育児休暇の取得が進まない理由は
取得しない人の意識が低いわけではなく
取得できる環境にあるかどうかです。
最低1週間でもいいので、男性の育児休暇を義務化してしまえばいいと思います。
出産は女性は命をかけて行っています。
そして出産後も体調が整うまでかなりの時間を要します。
パートナーの男性がサポートできる体制は必須です。
生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に過ごす時間は眩しいほど輝いていて、素晴らしい経験でした。
首相が交代となり、子育てが行いやすい社会にもっともっと変わっていく事を望みます。
八日目の蝉私も育児の中で重なるシーンや深い想いにかられ涙が止まりませんでした。また観たくなりました。
ありがとうございます。
咲太