私は高齢者とよく関わる仕事をしています。
高齢者とお話をしていると盲腸で手術をした人がたくさんおられます。
感覚的には2割から3割おられるのではないでしょうか。
私は40代ですが同世代やそれより若い世代で盲腸になったと言う人が少ないことに気づきました。
このことを人に話をするとほとんどの人が共感してくれます。
なぜ盲腸は減ったのでしょうか?
少し調べて見ると3つの理由がありそうです。
①食事内容の変化
②検査の技術向上
③抗生剤治療の技術向上
②は超音波検査やCTの技術が向上し誤診が減少した。(昔は開腹してから盲腸ではないことがあったのでしょうか💦)
③は抗生剤で治療できるケースが増え手術が必要なくなった。(手術をしていないので他人に話したり、記憶として残らないことが増えたのでしょう)
②③は納得がいきますが①は納得がいきません。
盲腸の原因は糞石が貯まる事が多いです。
糞石とは古い便の塊です。
①が考えられるとすると便秘の減少、食物繊維摂取量の増加が見られるはずです。
しかし、調べてみると時代の変化とともに便秘の減少、食物繊維摂取量の増加は見られません。
したがって、盲腸が減った要因は②③だと考えられます。
最後に成人の盲腸の数は減少しているが、小児期での発症は今もあまり変わらず存在しています。
理由は小児は炎症の進行が早く手術が必要になるケースが多いことです。
うまく伝えられずに発見が遅れることもあるような気がします。
数が減少してきましたが怖い病気であることは変わりないので、特に子どもの盲腸には気をつけたいです。
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