言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

病気のある人≠病人

2021-10-21 10:33:00 | 日記
世界保健機関(WHO)憲章の前文では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます(日本WHO協会:訳)」とされています。

私は訪問してリハビリを提供する仕事をしていますが、

病気や怪我により全てが台無しになったと悲観する人をたくさん見かけます。

確かに身体的な問題が精神的にも社会的にも影響を及ぼしますが、

よく見てみると、身体的不自由はありますが、献身的な家族の存在や社会的には問題が少ない方もたくさんおられます。

病気によって身体性にも精神的にも病人にななってしまい、その他の幸せに気付けていない状態です。

このような方に私は早く、病人から病気のある幸せな人に変わって欲しいと思い日々のサービスを提供しています。

病気はあるけどリハビリや薬で上手く付き合い、精神的、社会的には満たされていれば

WHOの唱える健康に近づくことは可能だと思います。

大きな病気のない私がこのような事をいうと良くないのかもしれませんが

病気があっても幸せである人に少しでも増えて欲しいと願い支援を継続したいです。



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