ポルトガルで企業が就業時間外にメール等で連絡をしたり仕事の指示等をすると罰せられる法律が成立したそうです。
フランスでも同じような法律が従業員50人以上の会社にはあるそうです。
私は仕事柄、業務時間外に職場から連絡がくる事はほとんどありませんが、
日常茶飯事の方も大勢おられるのではないでしょうか。
ヨーロッパでは仕事とプライベートの時間を法律を使用してでも分ける事を進めています。
日本でも働き方改革とうたい業務時間の短縮化や効率化が勧められています。
しかし、日本ではブラック企業が蔓延り、労働時間が長いわりに生産性は向上していません。
なぜでしょうか。
私の考えです。
日本には男性は仕事、女性は家事育児と分担する悪しき習慣がありました。
男性は仕事の役割があるので、良い風に言えば、家庭を顧みず仕事に没頭することができました。
また、日本経済も成長著しく、頑張れば頑張るだけ給料の向上もみられていました。
そういう働き方をしていた親をみて育った今の世代の人達も
良くないと理解はしていても家事と仕事を男女で分担する事は悪しき文化として少なからず残っています。
しかし、今は経済成長も止まり、頑張っても給料は上がらなくなりました。
男性はたとえ仕事という役割を担っても1人で家族を養えるだけの給料を稼ぐことができなくなりました。
そして、悪しき習慣も薄れてきた事もあり共働き世代が増えました。
共働きならば育児も家事も夫婦で分担しないと家庭は回りません。
しかし、男性の家事育児参加は鈍く、労働時間もヨーロッパのように減りません。
私は男性は仕事に逃げている側面もあると思います。
もちろん本当に時間がなく忙しい人もいると思いますが
そうでなく家事や育児を行える時間は本当はあるのに仕事と言いで逃げているのではないでしょうか。
そもそも、考え方として家族や友人など大切な人と過ごす時間がないほど忙しいのであれば、よほどやりがいがあり、大好きな仕事でない限り転職を考えてもいいように思います。
コロナ禍となりリモートワークが進み、仕事とプライベートの境界が曖昧になりました。
対策としてヨーロッパは法律での規制が始まっています。
日本政府が直ぐに動くとは考えにくいので、
日本ではまず個人が仕事とプライベートを分けて
自分にとって何が大切かを考える必要があるように思います。
また、仕事はいつかなくなりますが、家族や友人との生活は続きます。
今、自分にとって何が大切かを見つめずに仕事に逃げてしまうと、仕事がなくなった時にぽっかり穴があいてしまいます。
仕事を頑張りながら自分や家族と向き合う時間も作りたいですね。
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