少しでも伝わる文章を書きたい気持ちと題名に惹かれて読んだ本です。
この手の本では当然ですが読みやすく分かりやすかったです。
私の印象に残った内容を紹介します。
ただ紹介しても分かりづらいので設定を設けます。
設定:子どもに脱いだ服を片付けて欲しい
◉伝わる構造
伝わる構造①【ゴール設定】
この設定では明確です。
服をタンスにしまうのがゴールです。
伝わる構造②【納得感】
子どもは片付ける必要性は感じているもできていない場合は納得感は得られている状態
伝わる構造③【相手ベース】
片付けられる事が当然で叱責しながら伝える人は自分ベース
子どもの立場で伝わり易い言葉や片付けられない理由を聞きながら伝えるのが相手ベース
伝わる構造4日【見える化】
片付いた状態とは人それぞれの可能性があります。床に脱いだ服が一つもなく、自分の服が全てタンスに入っている状態を心の中で描けるように伝える
伝わる構造⑤【聞く力】
片付けられない理由を子どもから先に聞いて原因を解決できれば服を片付ける事ができるかもしれない
伝わる構造⑥【親近感】
嫌いな人から言われるだけで素直に入ってこない。
伝わる構造⑦【信頼感】
服を片付けていない人が言っても信頼感がなく伝わりません。
◉伝わる技術
⚫︎ファクトとメンタルの法則
ファクト:事象、事実
メンタル:感情
・基本的には分けて伝える
「服を片付けて。何度言ったら分かるのか!」
服を片付けて欲しい→ファクト
何度言ったら〜→怒りの感情
このような言い方では感情が伝わりファクトが伝わらない可能性がある
・合わせて伝える
「服が全て片付けてあり部屋が綺麗で居心地がいい。私は嬉しい」
吉野家の牛丼のキャッチコピー
「うまい、やすい、はやい」
うまい→メンタル
やすい、はやい→ファクト
⚫︎相手メリットの法則
「服が散らかっていると使いたいおもちゃが直ぐに取り出せないよ」
⚫︎3つのグッドを入れると、興味・関心が高まる
「服を片付けると使いたいおもちゃが直ぐに取り出せるよ(相手)、片付いた綺麗な部屋で私は嬉しい(私)、綺麗に片付けると服も長持ちするよ(社会)
⚫︎自分ゴトで興味・関心を高める
「立ち入り禁止!絶対入るな!」
→自分ゴトになりにくい
「立ち入り禁止!最近熊が出ました」
→自分ゴトとして伝わる
伝わる表現方法が具体的に分かりやすく書いてありました。
文章を作成する時は手元に置いて参考にしたいです。
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