
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。
昨日は事例検討会(リモート)に参加しました。
技術や知識の勉強会ではなく、
日々の取り組みでうまくいった所を紹介して共有します。
また昨日の検討会の良い点は時間をたっぷり使って、発表者が困っている点を検討課題として、皆んなで話し合う時間が設けられていました。
自動車や機械の整備の場合は
細かい不備があれば動かないことや重大な事故につながる危険があります。
きっと整備の方法はある程度決まりがありネジ一個の緩みを許さないように完璧に仕上げる必要があります。
リハビリは人間相手なので、動いてもらうには身体だけでなく、意思や目的などが必要であり、動く方法も多種多様にあります。
したがって、アプローチ方法もセラピストにより異なるので事例検討会は大変勉強になります。
昨日、参加していて少し残念に感じたことがありました。
それは意見は沢山出るのですが、議論にはあまりならなかったことです。
最近の風潮として、どんな場面でも批判は悪とされやすい気がします。
もちろん、発表者をリスペクトして発表者が行ったアプローチを尊重することが大切です。
その前提で不足部分やもっと良いアプローチ方法が有れば伝える。
また、誤りがあれば訂正を促す必要があります。
昨日は批判的に聞こえないようにオブラートに包み過ぎていて、
発表者に本質が届いていたか疑問がありました。
発表者やそのご利用者の為を思い、リスペクトは伝えた上で
時には反対意見もしっかり伝える必要があると感じました。
私もその場の空気に流されて、上手く伝える事が出来なかったので反省です。
批判=攻撃ではなく、しっかりと学んだ人が不足部分や誤りを指摘して議論することがないと成長スピードは遅くなります。
現在、SNSでの誹謗中傷が問題となり、
批判や反対意見を述べる事が悪いような風潮がありますが
まず、しっかり自分が学び、知識を持ち、意見を持って議論をすることは凄く大切だと思います。
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