世の中は義務と権利で成り立っています。
パンの売買一つとっても、
消費者はお金を払う義務があり、安全なパンを手に入れる権利があります。
販売側は安全なパンを提供する義務があり、お金をもらう権利があります。
子どもは教育を受ける権利があり、学校に行く義務があります。
国は社会保障を提供する義務があり、税金を徴収する権利があります。
私は小さな会社に勤めています。
今日、1人退職することになりました。
雇用者は給料を払う義務があり、労働力を使い、収益を得る権利があります。
労働者は給料をもらう権利があり、働く義務があります。
次のステップへの挑戦のようなポジティブな退職ではないようです。
社長や上司は憤りを感じていました。
気持ちは分かります。
辞めるスタッフも辛そうです。
気持ちは分かります。
税金を納めているのだから、社会保障を手厚くして欲しい。
こんなに仕事をしているのだから、もっと給料を上げて欲しい。
日本に住むのも、その会社に勤めると決めたのも自分自身です。
反対に
こんだけ良くしてるのに退職とはけしからん。
自分が採用して、教育できなかっただけなのに。
どちらも正解で間違いのようです。
どうすれば、どうなればいいのでしょう。
学校に行けて幸せだ。ありがとう。
負担が少なく病院に行ける。なんてありがたいことでしょう。
日本に住んでくれて、日本を選んでくれてありがとう。
毎日、元気いっぱいに学校に来てくれてありがとう。
こんなに安全なパンを100円で買えるなんて感謝しかない。
うちの会社を選んでくれて、今まで勤めてくれてありがとう。
仕事があるなんて幸せ。
権利と義務だけで考えるのではなく、
自分の立場で感謝することが大切ではないでしょうか。
病気など自分でコントロールできないモノを除き
今起きている全ての事象が自分で選んだことです。
もっと責任をもち、もっともっと感謝をすると上手くいくようにおもいます。
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