TAZUKO多鶴子

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『禅』とは…

2007-11-19 | TAZUKO多鶴子からの伝言


今日は『禅』の本から
有名な話しをご紹介します。
下記をご覧下さい。


       <独座大雄峰(どくざだいゆうほう)>

     ある僧が、百丈懐海(ひゃくじょうえかい)に尋ねた。
    「仏法における奇特(最高にすばらしい)のこととは、
     なんでしょうか」
    「私が、ここに坐っていることだ」
     答えを聞いた僧は、ひれ伏して礼拝した。
    すると、百丈は、その僧を棒で打った。
     
                  『碧巌録』第二十六則

この話しの真意は不明で、過去様々な解説がある。
その解説を読んで
TAZUKO多鶴子は間違いのように観じる。
様々な解説が私には合わないと感じる。
真意は、とても、とても奥深いものではないかと…
奥深く真意を観抜いたものが無いので、
TAZUKO多鶴子が間違っていると感じている下記解説を
今日はご紹介致します。
下記解説を読んでお考え頂きたく思います。

   『          <解説>
    …この百丈の答えを聞いた僧も、勝手むやみにありがたがって
    平伏したのではないかという気もする。
     しかし、これは間違いのようである。
    「百丈は、その修行僧が十分会得したくせに
     さらに教えを要求していることを見抜いたから打ったのである」
    と解説している本もあるにはあるが、
     白隠慧鶴は、
    「直ちに礼拝した僧の気合いを評価したので打った」
    といっている。
     顧みれば、確かに禅問答には 
    「正答しても打ち、誤答しても打つ」という傾向があった。…』

   
参考資料:『禅の本』
     発行所:(株)学習研究社