TAZUKO多鶴子

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『禅』と『俳句』…『松尾芭蕉』

2007-11-25 | TAZUKO多鶴子からの伝言
   古池や 蛙飛込む水の音

             … 松尾芭蕉 …
  

雲水同様、
行雲流水の俳人だった『松尾芭蕉』は、
曹洞宗の仏頂禅師に参禅して独自の境地を深めた。
弟子の其角、嵐雪、丈草らも禅に参じている。
彼の有名な『古池』の句は、
仏頂が六祖五兵衛という居士を伴って
深川の芭蕉庵を尋ねた折りの問答から生まれた。

六祖五兵衛 「いかなるかこれ閑庭草木中の仏法」、

芭蕉 「葉々、大なるものは大。小なるものは小」、

仏頂 「近日何のあるところぞ」、

芭蕉 「雨過ぎて青苔を流す」、

仏頂 「青苔いまだ生せず春雨いまだ来らん時、いかん」、

芭蕉 「蛙飛びこむ水の音」

上記の真意は、いかん、…
有名な『松尾芭蕉』の俳句
「 古池や 蛙飛込む水の音 」
がとても奥深いと
ご理解頂けることと思う。


参考資料:『禅の本』
     発行人:高木俊雄
     発行所:(株)学習研究社