自分の手で
審美眼の息の根を止めたのが、
西洋美学の限界であった。
ヴァレリイは
「ドガ」迄しか書かなかつた。
彼が井戸の茶碗を
知らなかつたのは、
日本に産まれなかつただけの事である。
日本人、日本人と
馬鹿気た事を言っている様に
聞こえるだらうと思ふ。
馬鹿気た話だ。
参考資料:『青山二郎 全文集 上』
著者:青山二郎
発行者:菊池明郎
発行所:(株)筑摩書房
審美眼の息の根を止めたのが、
西洋美学の限界であった。
ヴァレリイは
「ドガ」迄しか書かなかつた。
彼が井戸の茶碗を
知らなかつたのは、
日本に産まれなかつただけの事である。
日本人、日本人と
馬鹿気た事を言っている様に
聞こえるだらうと思ふ。
馬鹿気た話だ。
参考資料:『青山二郎 全文集 上』
著者:青山二郎
発行者:菊池明郎
発行所:(株)筑摩書房