今日は『俳聖』とも呼ばれる
『松尾芭蕉』の夏の俳句をご紹介します。
芭蕉の俳句で
暑い夏を…楽しむ夏に
感じて頂ければ幸いです。
「夏草や兵(つはもの)どもが夢のあと」
「荒海や佐渡によこたふ天河(あまのがわ)」
「暑き日を海に入れたり最上川」
「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」
「僧朝顔幾死返る法の松」
(朝顔が何度も死と生を繰り返すように僧は入替わるが、仏法は千年生きる松のように変わらない)
…… 松尾芭蕉 ……
『侘び・さび・細み』の精神、
『匂ひ・うつり・響き』といった
嗅覚・視覚・聴覚を駆使した天才的文章表現。
松尾芭蕉の鋭い感性は多くの俳人を虜にし、
いつの日か
『俳聖』と呼ばれるようになった。
松尾 芭蕉(まつお ばしょう、寛永21年(1644年) - 元禄7年10月12日(1694年11月28日))は現在の三重県伊賀市出身の江戸時代前期の俳諧師である。幼名は金作。通称は藤七郎、忠右衛門、甚七郎。名は宗房。俳号としては初め実名宗房を、次いで桃青、芭蕉(はせを)と改めた。蕉風と呼ばれる芸術性の高い句風を確立し、俳聖と呼ばれる。
芭蕉が弟子の河合曾良を伴い、元禄2年3月27日(1689年5月16日)に江戸を立ち東北、北陸を巡り岐阜の大垣まで旅した紀行文『奥の細道』がある。
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