『 惣じて、
露地の掃除は、
朝の客ならば宵にはかせ、
昼ならば朝、
その後は、
落葉のつもるも、
そのまま掃かぬが巧者なり。 』
…… 千利休 ……
『 稽古とは
一より習ひ十を知り
十よりかへる
もとのその一 』
…… 千利休 ……
『 茶は服のよきように
炭は湯の沸くように
夏は涼しく、
冬は暖かに
花は野にあるように
刻限は早めに
降らずとも雨の用意
相客に心せよ 』
…… 千利休 ……
『 この筒花入(高麗筒花入)、
鉢開の黒茶碗と墨跡を持っていれば、
山住まいをしても寂しいことはない。 』
…… 千利休 ……
『 茶の湯とは ただ湯を沸かし
茶を点てて
飲むばかりなる
事と知るべし 』
…… 千利休 ……