「三河木綿のフルコースを体験したい」
と言う事で古来日本の棉の道具が出てきました。
最初に棉繰り器が登場しました。
へんてこな見た事のない機械の登場に驚いた様子のお二人でしたが
棉を回転ローラーの間を抜けると手前へ種が残り向うに棉だけが落ちる様子を見て
「あら、不思議ですね」
「この機械が出来るまで、手で綿をむしっていたがそれは大変な苦労だから
誰かこの機械を考えたんだね」
そこで取れた綿を弓を使って綿打をします。
「あら、フアフアになった」
「綿菓子のようだね」
綿の手触りに興奮気味のお二人ですが次の手紡ぎの作業に不安気味、
TCCの主人の実演を見て
「凄い、こんなに強い糸になってる」
「出来るかな～」
とまた不安な声である
「大丈夫です」
「ゆっくり引いて」
「切れそうで怖いわ」
「そうです、切れますから大丈夫です」
なんだか訳の分からない事を言っているTCCの主人であるが
慎重に１人４mの糸が出来ました。
その糸を織込む為に織機に座って機織りが始まりました。
「私のおばあちゃんも織機で織っていました」
とおばあちゃんの思い出話などをしながら作業が続きます。
織機の音だけが響く教室内になりました。
やがて、コースターが織上がって織機から切り離され、
面倒な房作りも終わり、コースターの完成です。
仲良しカップルの三河木綿コースターのフルコースの完成記念写真です。
おめでとうございます。
