昨日の竹島は午後は雪混じりの雨になりました。
橋を渡る人影も少なく、寂しい竹島でした。
TCC・竹島クラフトセンターでは、
皆さんそれぞれ自分の課題を決めて作品の製作に勤しんでいます。
今は、羊毛を使って手紡ぎに夢中な人、最後の冬物を織っている人、
今羊毛の手紡ぎのメンバーは来年用?
「いやいや季節なんて問わないのよ、自分だけの糸を作るのが楽しい!」
と言う答えがかえってきます。
裂織りでは、古い着物をゲットするのが大変です。
「これお婆ちゃんが残してくれた物よ」
「いい着物でしょ、捨ててしまうのがもったいないから、裂き織りで織るのよ」
裂き織りは織り上がるとベストやバッグに仕上げます。
旦那様のバックを織っている奥様は、
「この緯糸は無くなった父の着物の裏なのよ、物が良いから裂き織りにするの、
そうすれば形見としていつまでも身に付けていられるでしょう」
それぞれが、現在の自分が経てた経糸に、大切な思い出を緯糸に織り込んで
いるのでした。