今日はプランターの綿の木を処分する為に綿の木を抜いた。
このプランターに綿の種を植えられて4年、
つまり4回綿を実らせたが今日は切り倒された。
コロナ禍の時代を綿の花を咲かせてくれ、
孤独と不安を慰められていたのかも知れない
この木の枝に来年の綿の芽が出始めていた
5mmに満たない小さな新芽がすでに芽を出していた
きっと冬の寒波の時期を通り越せないであろう
だが、芽を出して次の実りの準備しているのだ。
枝につけた新芽の命も一つの命である
この綿の木に命を繋ぐ生き物もいた
この虫達もここの世界で生きて来たのだ
私はこれらの命の元を切り倒した
それもこの綿の木から搾取しようとした人間
葉の裏には虫達の排泄した蝋分が見える
枯れていく綿の木に生まれついた虫達を害虫と呼び
駆除しようとした私
この蝋も次の世代の生きる糧になるのだろう
小さな世界の小さな自然サイクルなのだ
自然は逞しい
一番弱いのが人間なのだと思う
数代後の子孫達への想いもせずに
今の生き方の責任も取れずに楽に生きようとしている
もっと楽に楽に生きようとしている
”万物不滅”の法則を忘れていないか
綿の木を見ながら私の虚しさの想いに更けた