Iwakooさんが準備を進めていた刺子織りの織機にいよいよ緯糸を通します
私共の教室では試験織りと言います
「先生、ここがおかしいです」
その結果一本の糸に異常が見つかりすぐに修正に入ります。
一本の狂いも許されない
それが織物です
整然と整った織りと柄では組織の一本の狂いが全体をダメにするのです。
組織図とレバー操作を検証しながら原因を探し修正する
忍耐と根気のいる作業です
『わかった!此処ですよ」
原因追求はまるで推理の時間です
「この修正作業をする事が一番織物を覚えるんです」
”経糸と緯糸の時間と空間の中で織り出される事件のもつれ”
なんてね、冗談はさておき真剣勝負の時が過ぎれば
あとは忍耐の時間も忘れて作業は続く