- 5月21日の投稿カヤバ工業のジャガード織物コンピュータソフトを使って
デザイン企画から始まった柿渋染めの織物を作っています。
織り人は豊橋市から通うHiramatuさん、

今日は筬通しの作業をしている
今回の織物では一本の糸を一本の筬目に通している
一本一本を分けて筬目に通すには、整経の時に必ずしなければならないのが
奇数と偶数に分ける アヤをとる 作業である。
アヤがあるからこそ一本一本分離しながら順序正しく
経糸を通すことが出来るのである。
ところで、筬という道具を初めて考えて作った人は誰だろう?
筬は経糸を均等に割り振り、織物の幅を決めるのには
無くてはならぬ道具である
私も筬の無い織物を織ったことがあるが織り幅を一定に保つ事は
到底無理である。
そして、一瞬にして緯糸を引き寄せ打ち込むことが出来る道具である
筬を考え出したことは織物生産には凄い発明なのである。
経糸整経の時に綾を取り規則正しく分離する、
と言う作業は重要なことなのだ。
古い日本の織機には竹で作った筬を使っていました。
古来の日本の筬を保存しようとしている[竹筬保存の会]もある。
つづく
次は綜絖通しの作業です