「母の切り絵の作品と織物のコラボレーションしたタペストリーを織りたい」
と言う事で作戦会議から始まったこの作品
一枚の布を織って接着剤で貼り付ける?
「いや、手織教室だから織り込まなければ意味がない」
「そんな事が出来るのですか?」
「織物の技術屋の私としては組織は簡単に出来る」
とは言ううものの切絵は紙、織物は繊維で素材の違いがどうなるか
「私はやってみたいです」
とToshieさんの決断で企画がスタートした切り絵を織り込むタペストリーだ
Toshieさんのワクワクドキドキした気持ちでハサミが入ります。
お母様の切り絵が見事に織り込まれ、ダルマも歪みもなく綺麗に織れている
「おー!、見事に織れてるぞ」
「わー!嬉しいわ」
織機から外れて手織作品としてこの世に現れたのです。
全国でも初めてあろう切絵が織り込まれたタペストリーが完成した。
師匠の私が作った竹島タペストリーの上へ
Toshieさんが作った切り絵を織り込んだタペストリーを掛けて
完成の喜びを分けあっていた教室であった。