何やら神妙な表情で賢明な作業をしているtoshieさん
「袱紗を織ります」
ふくさ?
細番手の絹糸を用意して企画が始まった。
使用番手は、
密度は、
組織は
一つ一つ検証しながら進む
経糸総本数と使用筬の密度が決まると
整経本数も決まる
糸番手と密度が決まれば糸量も決まる
さて、その糸量があるのか
あれ!
「先生、綜絖本数が足りません」
「よく分かりました、そうです、綜絖を足しましょう」
「綜絖が綜絖枠から外れてしまいました」
馬鹿者!とは言わないが
「ひねって通さないで慎重にね」
織物専門用語が飛び交う教室だが
織物技術者育成のためでもある。