竹島クラフトセンターでは今月から始まる市内小学校の授業で
三河木綿を学んでいただく為の手織教室の準備が急がれている、
15台の手織織機に経糸をセットする作業の最中である
15台の本格的手織り織機で60人の生徒さんが2時間で手織りを体験する
市の備品である織機と竹島クラフトセンターの織機を使って
小学校の教室に運び込み2時間で60人の子供達が織る計画で、
一人一枚づつのコースターを織り上げていただきます。
作業を始めて一週間、毎日この作業にかかり切りであるが
今年もなんとか準備が出来そうだ。
小学校の生徒さんに市の基幹産業である繊維産業を知ってもらい
実際に綿を育てて綿から糸を紡ぎ、その糸を使って織物を織るという
実際には不可能と思える授業をやり始めて10年、
市内全校の生徒さんが体験するまでになったが、
寄る歳波で今年が最後かな?と思いながらの作業である。
だが、子供たちが目を輝かせながら織る光景をみると、
物を作り上げる喜びを子供達と共有する幸せと、
見えない目を凝らして糸をセットする自らの苦しみに耐えながらの作業が続く
織機だけでなく、織糸とシャトルなど備品と道具や部品も多く、
学校への織機の運び込み、授業でのトラブルに対処する事で頭が痛い
経験者は写真を見てわかると思うが、常識とは違うセット方法も考案しながら
少しでも省力化した織機のセット法で何とか乗り越えている。
今年も、竹島クラフトセンターの生徒さんの協力参加があってこそ
今年も出来る事で、感謝 感謝ある。