暖かい春風に誘われて竹島海岸へ行って来た。
観光客の皆さんは、幸せそうなゆったりとした気持ちで
景色を楽しんでいた。
自然は日ごとに変化します。
■TAKE-LOG■竹ログ■では定点カメラのように
日ごとに最新の竹島の様子を送っているが、
毎日表情が変わる。
「やっぱり自然はいいわ」
「観光資源で自然に勝るものはない」
と言われる通り自然は変わらない、
記者の始めての竹島観光は昭和35年の春だった。
高校の春の遠足で来た。
観光バスに乗り、静岡県の山奥から来た少年の目には
美しい海岸、青い海と青い島、そして石の橋、
それは素晴らしいものに写った。
天竜川の橋も綺麗だが、竹島橋は広い景色の中で
長く島まで掛かる夢の懸け橋に見えた。
息を吸い込むと、故里にはない潮のかほり、
「海だ!」
「波だ!」
「島だ!」
「橋だ!」
その時描いたスケッチブックはもう無いが
伊勢湾台風の前の竹島だった。
竹島の橋から続く参道には、朱塗りの竜宮城の様な
土産屋が並んでいた。
射的場などがあり楽しい処だった。
そして人、人、人が押しかけていた。
あの時の砂浜、赤い朱塗りの竜宮城の店、
時代の優しさを感じた常盤館、
それがワンセットの竹島であった。
それが今は無い、
自然は変えてはいけない、
自然は変わらないのだから、
しかし、竹島の橋は昔は無かったが、時間の経った
今では、橋のある事が自然になった。
人工物の橋が自然に溶け込んでしまったのだ。
ハワイのワイキキの浜辺は昔は沼地で蚊の大群で
人が近寄れる所ではなかった。
それが、オーストラリアから砂を運び
あの美しいワイキキの浜辺を作り上げた。
今でもオーストラリアから砂を運んで維持しているが
入浜料金を取らないところはアメリカはえらい!
話を戻そう、
竹島の自然とワンセットの蒲郡の物品と、
大正昭和の思い出がお土産屋に並んでいたら・・・、
そこに手織場があり三河木綿や三河縞の土産が並ぶ、
そして織物処の手織体験があったら・・・、
竹島と共に大正昭和の匂いがぷんぷんする
嬉しく懐かしい竹島が目に浮かぶ記者であった。
西のおかげ横丁、東の竹島参道かな?
蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。
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