岡崎市から通うToshieさんが今日も教室に現れた
「今日も手紡ぎです」
早速、自分の機材の置き場所から綿を取り出し
愛用の紡錘車を持ち出してセットしたら作業開始で、
私の出る幕はないのです。
今日はドラムカーダーで原毛にカーダーを掛けて綿の流れを整えます。
勿論、TCC仕込みのやり方で自分流の綿を仕上げます。
Toshieさんは自分の畑で栽培した洋綿(アップランド種)を専門に
紡いでいます。
和棉(アジア綿)と洋綿とはどう違うのでしょうか、和棉と洋綿の毛長も太さも違い
洋綿の方が収穫量も多く紡いだ糸は細く紡げます。
和棉に慣れた人には紡ぎにくいと言う人が多いですが
私の経験では慣れれば同じだと思います。
毛質の縮れも弾力も違うのでそれぞれの特性を生かした
紡ぎ方や染め方が楽しめます。
何を織るのかまだToshieさんから教えて頂けないし
間違えないのは紡いでから染める事だけですね
Toshieさんもあとのお楽しみになっていますから
今後も追跡投稿したいと思っています。
「先生、あなたは毎日何を教えているんですか?」
「いや〜、成り行き任せなので…、作者が困ったら質問が来るでしょう、
その時が私の出番なのですよ、それまで私は見てるだけで、
間違いを見つけると嬉しいね〜」