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TAKE-LOG 竹ログ

綿の種取りから棉打ちと手紡ぎをして三河木綿のフルコースでした

三河木綿の種取りから綿作りそして糸紡ぎ手織り作業で

コースターを織りあげる授業が始まりました。

「私は見てるわ」

竹島海岸を眺めつつ日向ぼっこのお母さんでしたが

綿の塊が登場すると興味津々で作業を見つめていました。

「先ず最初は綿のごみ取りから始まり、それが終わったら種を取る

 綿繰り作業が始まります」

綿繰り機のハンドルを回すと種と綿が分離して出て来ます

「不思議だね、何で種と綿が別れて出てくるのだろう」

綿繰り作業は続きます

真っ白でフアフアの綿と中の種が分離して出てくるのです

「昔の人はよく考えたね〜」

「私のところは三河でないから三河木綿とは言わないのね」

 

信長、家康の時代は国の境界ははっきりしていないからこのあたりの

綿の種類は三河木綿であったであろうと思います。

 

外の竹島海岸俊成苑を眺めながら綿繰り作業は続きます

「綺麗な景色を眺めながら三河木綿の綿作りが出来るなんて最高!」

いまから1200年前に三河国西尾の海岸に一隻の船が流れ着いた

その船に乗っていた一人の青年が綿の種が入った壺と一弦の琴を持って上陸して

村民に綿の育て方と糸の製造方法を教えてのが我が国のコットンの始まりなのです。

三河で採れた綿だから三河木綿ではなくて、

”三河地綿が本物の三河木綿である”

三河地綿は故郷のベトナムにも咲いてない可能性もあり

三河だけに咲く絶滅危惧種である。

などなど歴史や地理の話を交えながら授業は進みます。

 

綿がたくさん出来ました。

この後弓が登場して棉打ち作業が始まりましたが

写真を撮る私が作業しなければならないにで写真がありません

無事に紡ぎ上げた糸を織物に織り込んでいます。

「わー!、自分で紡いだ糸よ」

写真の織物の白い糸が紡いだ糸ですから慎重に織り込んでいます。

 

「凸凹してるけど、初めて織った織物が本物の三河木綿よね

最初は緊張したけど丁寧に教えていただいて織れて嬉しいです」

出来上がったコースターを早速写メに撮って保存です!」

「織物ってこうして出来るんだって自分で種から取って

織物になるまで教えていただきました。

三河木綿の歴史の話も大変おもしろかったです」

お母様の若い頃の繊維産業の話も大変参考になりました。


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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