「手織り体験をしたいんですが」
と、二人の女性が手織り体験にやってきた。
私は作業中だった機材を片付けて体験の準備をして、
まず最初に好きな色糸を選んでいただいてから
織機に座って機織りが始まった。
スタッフから織物ができる原理と織機の操作を教わりながら
体験が進みます。
「あげて 下げて トントン」
幼稚なような掛け声だが、これが織物の原理を言い表すのだ。
絶景を眺めながらの手織り教室は日本一と自負しているが、
いつ見ても見飽きぬ光景の中で手織り体験が進みます。
お二人の織り進めているコースターが姿を見せ始めた。
「おー、綺麗に織れていますね」
と、声を上げるほど上手に織れています。
そのお返しに
「先生、かぶってる帽子が可愛い」
と、若いお嬢様から言われて少し照れくさくもあり
(凄く)嬉しくも有りでした。
先ほどから気になっていたのがこのカメラだ、
「アサヒペンタックスだね、僕の憧れだったんですよ」
「お祖父様から貰ったのです」
カメラ談義も交えて楽しい体験となりましたが、
ついに作品が織り上がってしまいました。
素晴らしいコースターが出来上がり 記念撮影です
おめでとうございます
後で聞くと、教室の後ろで織っていた三河木綿アクセサリー作家の
Miyaseさんとはお友達だそうで、もっと仲良くしとけば良かったな〜