TAKE-LOG 竹ログ

紋紙が掛かる部屋でファッションを織る     竹島クラフトセンター

今日の竹島は相変わらず気温は低く風も強く
寒波はまだ居座ったままだ。

寒い竣成苑から教室内に入ると暖房の効いた部屋で
手織りメンバーが機織りの準備作業の真っただ中で
緊張した雰囲気が漂っていた。



壁にはジャガード織り紋紙(パンチカード)が掛かり
織物のアトリエらしい雰囲気の中で作業をしていた。



この教室では8枚綜絖から16枚綜絖機を使って組織織りをする、
勿論組織織りの頂点は西陣織のジャガード織である、
ここ蒲郡にもジャガード織りの織機が多い産地である

私が、南フランスの伝統キルト刺繍の ブテイ からヒントを得て、
ジャガード織で製作した多重織ガーゼシーツ寝具も蒲郡のジャガード織機で
生産したものである。



教室内では組織織基本技術を女性達が学んで作品作りをしている、
赤い糸が掛かる織機は風通織のマフラーを織る準備をしていた。

この教室は基本の平織り組織から始まり、
頂点のジャガード織り技術までを教える教室である。



8枚綜絖の織機をフルに使って組織を織るのである。
風通織りで市松柄を織るので綜絖もそれに合わせて
セットされているのが写真でもわかる



手作りの羊毛単糸を乗せるのは大変な作業となっていた。
これもやり通せなくてはならない課題である。



これを織るのは額田町のToshieさん、
初めての風通織りに挑戦である。



今日は織機の準備はととのった
来週から本格的な織りが始まる

切れる可能性が高い単糸の経糸と
煩雑な綜絖操作の作業と悪戦苦闘の
毎日が始まるのである。

完成して、自らファッションを作り出すことを
夢に見ながら織りを進める作業が始まる。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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