今日は潮干狩りは休漁日で竹島は静かな午後となった
風もなく、暖かい太陽を浴びて、心も解放されて
竹島の芝生に のんびりだ
今日は織機を出そう
タープドームの設営が終わる頃二人の女性が手織体験の申し込みで
三河木綿の手織体験が始まった
「初めてだけど出来るかしら」
「大丈夫ですよ私がついてますから」
好きなカラーの緯糸を選んで織機に向かいます
スタッフから織物が出来る原理と織機の操作を教わりながら
手織体験がスタートしました。
「わー!すごい織れたわ」
緯糸を一本通す毎に筬が動きトントン
綜絖を操作する毎に経糸が動き組織を作る
初夏の日差しを避けてタープドームを吹き抜ける心地よい風を感じながら
太古以来何も変わらない織物を楽しむのです。
「何も変わらないのですか」
そうです、5000年前のミイラを包んだ布の方が
私が織った布より綺麗に織れていましたから
「綺麗に織れていますね」
「本当?嬉しいです」
緯糸を通してはトントン
綜絖を動かしてトントン
心地良いリズムに乗って織が進みます
「楽しくてやめられないですよ」
「こんな織機が欲しいです」
竹島の絶景の中で織り人の心も踊っていました。
竹島の散策が終わったお友達も覗き込み
「あら、素敵、綺麗に出来てる」
手織体験も終わりに近づくと最後の房作りの作業です
「大きな輪を作ってその中に先端を通して」
「あら!出来たわ」
この房作りを終えないと出来たコースターも持って帰れないのですよ
「出来たー!」
おめでとうございます
「嬉しいです」
貴女だけのコースターが完成しました
最後に竹島をバックに記念撮影です。