三河木綿の手織り体験を予約していただいていたお二人です。
台湾からのお客様です。
「日本語は少しなら大丈夫です」
と流暢な日本語なので安心して手織り体験が始まりました。
「外国人でも手織り体験が出来ますか?」
の質問です
「手織りの方法は世界共通ですから、大丈夫です」
好きな色糸を選んでいただいてから織機に座って手織りが始まりました。
スタッフから織機の操作と織物が織れる原理を教わりながら
手織りが進みます。
「手織りは間違えても元に戻せますから大丈夫です」
「手織りは楽しいです」
「子供の頃にダンボールで作った織機で織ったことがあります」
「私たちも同じことをやっていますよ」
外の美しい竹島を眺めながらお話しが弾むうちに
コースターが織り上がってきました。
「出来ました!」
「楽しかったです」
と彼女は笑顔でコースターを見せてくれました。
「綺麗に出来ました」
「おめでとうございます」
お二人のコースターを並べて記念撮影をしました。
最後に三河木綿の綿から糸を紡ぐ工程を体験していただきました。
日本に最初に綿が伝来したところが三河である
西暦799年に崑崙人という青年が三河湾に漂着して
棉の栽培法を伝えた事が日本の棉の始まりであった
ことなど話しをしながら糸紡ぎを体験していただきました。
(アジア綿 三河で咲く棉の花)
私は崑崙とはベトナム南部だと推測していると話した、
すると彼は、崑崙とは中国のような感じがしますと話して
くれました。
台湾にもこの花が咲く綿があったら教えて欲しいとお願いして、
手織り体験が終わりました。