TAKE-LOG 竹ログ

新しい手織体験の幕開けは忙しさから始まった

「今日は月曜日だから平日だしそんなに忙しくないよ」

とタープドームをセットしていると

一人の女性がやって来た

「三河木綿のフルコース体験をやりたいんですが」

と体験の申し込みである

今年初めての三河木綿のフルコースだ

「前からやって見たかったのです」

と聞くとやたら張り切るお爺さんだ

まずは綿の種と綿を分ける綿繰り作業で

キー!キー!

子供たちも覗き込みます

次に現れた弓の出現にビックリ!

「弓でどうするんですか?」

「これで綿の繊維をほぐします」

「へーえ!」

見学している間に

「あら、綿になって来たわ」

「クリスマスにも使えそうでしょう」

次に現れたのが紡錘車である

紡錘車って何でしょうね

紡ぎ車と申します、子供達は狸の糸車だとか言います

ハンドルを一回廻すとこの算盤玉が40回廻るんです。

NHKのドラマでは五百年前にはあったらしいから凄い発明ですよ、

「少し回してゆっくりと引いて、ほーら糸になって来たぞ」

「今度は4回ハンドルを回します」

「強い糸になったでしょう」

「あれ、本当、不思議です」

ハイ!自分の糸が出来ました

この糸で世界で一つのコースターを織りましょう。

 

次は、コースターの色を選んでいただきます。

「どれにしようかしら迷うわ」

好きな色を選びましょう、ご自分で作った糸はどの色にも合います

「織れるかしら」

「大丈夫ですよ、専門スタッフがついていますから」

一通り織機の扱いの説明を受けながら手織りが進みます

「あら、織れて来たわ、嬉しい!」

広い芝生の向こうに竹島の絶景を眺めながら地元三河の歴史と木綿を織る、

最高のシチュエーションの中で楽しめるこれ以上のレジャーはない

スタッフとの会話も弾むうちにコースター制作が進み

旅行は地元の人との会話が記憶に残るものである

会話の無い旅ほどつまらないものはない

「おー凄い!、織れていますね、凄く綺麗です」

「ありがとうございます、素晴らしく楽しいです」

コースターを創る人も指導する人も作品に一体となって挑戦します

出来たー!嬉しい!

おめでとうございます

この一瞬が思い出の旅行の一コマになってくれたら幸いです。

竹島をバックに世界で一つの自分で紡いだ三河木綿をかざして記念撮影です

「私も手織教室に入りたいです」

と嬉しい申し込みをうけました。

ありがとうございました。


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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