先週の14日静岡県立天竜高校の生活産業基礎の授業に行ってきました。
静岡県遠州地方も古くから綿産業の産地でした。
天竜地区でも蚕の生産と綿花の栽培は行われて日本の近代化の基礎に
繊維産業が盛んになりました。
とりわけNHK大河ドラマの女城主[井伊直虎]の中にも戦国時代から
綿花の栽培が行われて領地産業拡大の努力が行われていたことを
映していました。
授業では綿生産の基礎から織物になるまでを一貫して実演と体験を
通して学んでいただきました。
棉の種を取り除く綿繰り作業の後に
古代からの弓を使った綿打ち作業をします。
紡錘車を使って糸を紡ぐ 手紡ぎ体験
ふあふあの綿に撚りの力を加えて糸を紡いでいます。
出来上がった糸を手織り織機を使って織物を作っています。
布を作り生命を守り、身につけてファッションを楽しむ
産業の原点がここにあるのです。
生徒達も初めて目にする繊維の成り立ちと、
自らの手でものを作る喜びを共有できました。