手織を学んでみたい
縫の専門家が入門して来たIwakooさんは縫製業である、
縫製業の男が織りを学ぶ
それが完成すれば大変な魅力となる
期待するのは産地としての完成度である
すなわち織れば縫えるのである。
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(写真は始まった整経作業)
初めての作業は
「織りたい物はありますか?」
答えは帆布のバックを作りたいと言った。
この織機で帆布は難しいが帆布の魅力にプラスαした織物を作ろうと
私は経糸に綿糸を選んだ。
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整経が終わると筬通しである
流石に糸の扱いはプロである
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240本の筬通しだ。
素人では3時間以上の作業だが今日は難なくクリアーした。
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筬通しも終わると次は綜絖通しの作業だが
それも慣れた手つきで糸を操っていた。
初めての手織作業だが驚異的なスピードで仕上げてしまった。
来週は正しく織機を動かすことが出来るか、
試験織りを経て本番の試織が始まるのだ。
糸を扱うプロが生徒となって来た、
プロとプロのぶつかり合いの時間が楽しみである。